神ってる!-20代クリエイター志望(腐女子)のひとり言-

神流ゐそきと申すものが、エッセイその他思ったことを思ったままに綴ります。

ACジャパンの「苦情殺到!桃太郎」から考える-ネットの行き過ぎた批判から無縁でいるために-

まずは、皆さんにコチラの映像を見ていただきたい。

 

2017年度全国キャンペーン:苦情殺到!桃太郎|ACジャパン

 

これは、かのぽぽぽーんなどの迷作…もとい名作CMを生み出してきたACジャパンの最新CMだ。

 

桃を拾っただけで人生ごと非難の対象に

 

リンク飛ぶのも面倒くさいという方に向けて要約すると、

 

ある日、おじいさんは芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行く。

 

おばあさんが洗濯をしていると、向こうから大きな桃が流れてくる。ここまでは、普通の「桃太郎」と変わらない。

 

しかし、桃を拾おうとした途端に、画面に突然、文字が現れる。

 

「窃盗だろw」

 

そこからは、もう止まらない。

 

「早く謝ってください」

「背景から住所分かるかも」

「家族も許すな!」

 

非難に囲まれるおばあさんは、悪意に涙を流す。

そこへおじいさんが現れ、おばあさんの肩を抱く。

ここで、私達に向けたメッセージが流れる。

 

「悪意ある言葉が、人の心を傷つけている」

「声を荒げる前に、少しだけ考えてみませんか?」

 

最後は、おばあさんの「ちょっとだけ待っててね」という言葉で締めくくられる。

 

賛否両論。でも考えさせられるCMでもある。

 

ネットを見ていると、割と賛否両論が飛び交っている(「昔話を使うな」「お前が言うな」「炎上してる奴が火種だろ」等……)。

 

だが、確かに考えさせられるCMだとは思う。

例え、少し現実とずれたものだとしてもだ。

 

ネットの炎上と距離感を計る

 

煙のない所に火は立たない。

炎上するのは、炎上するだけの理由が存在している。

 

しかし、だからと言ってその人の全てを否定しかねない非難は、スマートではないと思う。

 

では、どうやって毎日ネットを騒がす炎上と付き合えばいいのか。私なりに考えてみた。

 

  1. 炎上を視界に入れない
  2. 非難する時は言葉を柔らかく
  3. 何も考えずに便乗しない

 

まず1。

 

ネットは、炎上する場だ。

毎日……下手したら数時間ごとに炎上している時もある。

 

それをいちいち追っていたら、見ているこっちが疲れる。

なるべく見て見ぬふりをして、心の安寧を保とう。

 

そして2。

時には、見て見ぬふりをしたくても出来ないくらい、腹の立つ炎上もあるだろう。

 

そういう時は、コメントして発散するのも手だと思う。

 

しかし、間違っても「死ねばいいのに」や「消えろ」などと言ってはならない。

 

 

「この人の行動は間違っている」と、その行いだけを柔らかい言葉で批判しよう。

 

相手が人として間違ってるなら、こちらは人としてあることが大切である。

 

最後に3。

 

あなたは、どうしてそれを非難してる?

皆がしてるからーーそんな気持ちではないだろうか?

 

大規模な炎上は、日本人特有の同調意識が生み出している。

 

むやみやたらと便乗せず、俯瞰的に物事を見るのが大切では無いだろうか。

 

 

 

まあそんなこと言っても、炎上大好き、人を否定するのが快感という人はどうしてもいるとは思うけど…(^_^;)

 

どうか、この記事を読んでいるあなたが、冷静に炎上と向き合えることを願っております。