今更ながら「フランス人は10着しか服を持たない」を読んだ‐目指せ、パリジェンヌ!-
私は今年で23歳になる。
大学も卒業したし、そろそろ素敵な大人の女性になりたいなー、と思っていたところ、母の本棚から素敵な本を見つけた。
それが、「フランス人は10着しか服を持たない」である。
普通の学生がパリで素敵な女性へと変わる
皆さんは、寝るときにパジャマではなく、高校のジャージや適当なTシャツを身につけてないだろうか?
スマホを見ながら食事してないだろうか?
たくさんの服に囲まれ、「着る服が無い!」と叫んでないだろうか?
それくらい普通だ!と思う方もいるだろう。この本の筆者であるジェニファーも、普通の学生らしく、これらのことをしていた。
しかし、パリに留学したことで彼女は変わる。
ホストファミリーの一人であるマダム・シックを代表とした様々なパリジェンヌが、そのきっかけとなったのだ。
ジェニファーは、パリでの生活で、自分自身を省みた。「シックじゃない」と。
そこで、素敵な女性へ変わろうと努力する。
Tシャツと穴開きスウェットパンツではなく、パジャマとシュミーズで寝るようになった。
食事を心から味わうようになった。
スーツケースいっぱいに詰め込まれた服は、小型のクローゼットに収まるまでに量が減った。
私達と変わらない普通の女子が、パリで、洗練された女性になっていく。
それは、決して魔法ではない。
日本に住む私達でも、今すぐに実践できることもたくさん書いてある。
とにかく、一歩踏み出してみよう。
そうしたら、きっと素敵な自分になれると信じて。
おすすめ度☆5!何より日本語訳が自然!!
この本は、自己啓発本というよりエッセイと言った感じで読みやすい。
筆者ジェニファーの感じた感動や悲しみ、または羞恥心といったものが、私達にダイレクトに伝わってくる。
とても共感できるし、いつのまにか私自身がジェニファーになった気分になる。
ここまで読者を引き込めるのは、訳者の翻訳の手腕が高いのもあるだろう。
私は日本語訳された文学の独特の文章が苦手で、ものによっては1ページでギブアップしたこともある(原文をそのまま読もうと画策したことも)。
だが、そんな私でもこの本の訳はすんなりと読むことが出来た。
普段活字を読まない方でも、肩の力を抜いて読めるこの一冊。
ぜひ、この本を読んで、あなたも素敵な女性に変わってみてはいかがだろうか。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (26件) を見る
余談
この本に書いてあったフランス人の習慣は、変わるために私が実行しようと思っていたことばかりだった。
(車を使わず歩くとか、物質主義に惑わされないとか)。
行動できたら素敵だけど、下手したら今より日本社会に溶け込めなくなる気がしなくもない。
…フランスに移住した方が良いのかなあ、私。