高身長で悩む女子へ~私がコンプレックスを受け入れた訳~
こんな言葉を言われたことのある女子はいるだろうか?
「〇〇ちゃんって身長高くて羨ましいな〜」
「身長分けてよ〜」
もしこのブログを読んでいる方で心当たりがあるなら、今すぐにでも飛んでいって抱きしめてあげたい。
何故なら、私も高身長にコンプレックスを持っていたからだ。
「コンプレックス魔人」の誕生
私の身長は169cmである(22歳現在)。
小学生の時にはすでに両親の背を抜かしていたぐらい、発育のスピードが早かった。
おまけに、ガタイがよく横に太く、肌の色は黒。ぱっちりとした二重でもない。世間一般の「可愛い」とは、どうあがいてとも無縁だった。
しかし、どれだけ気にしても見た目はなかなか変えられるものではない。
私は、世間との比較とネガティブな性格から、気づけば陰気な「コンプレックス魔人」となっていた。
「コンプレックス魔人」を浄化した出来事
そんな私は、ある日、従姉妹のR子ちゃんと話していた。
R子ちゃんは元看護師。スリムなモデル体型で、頭もいいしっかり者。しかも、各国に友達がいるんじゃないかってくらい交友関係が広い。
密かに尊敬している彼女に自分のコンプレックスを話していたところ、こんな言葉が帰ってきた。
「私達は遺伝で肩幅も背も大きいからね」
それを聞いて、私ははっとした。
言葉自体にではなく、それを発したR子ちゃん自身に。
彼女は、決して悲観的ではなかった。むしろ、ありのままを受け入れているように思える。
高身長を隠すために猫背でいた「コンプレックス魔人」の私とは大違いだった。
ーーそれから、私は自分の身長が気にならなくなった。
高身長を羨ましがられても、嫌味と思うことなく「ありがとう」と返せるようになった。
猫背が治り、周りから褒められるほど姿勢が良くなった。
私は、「コンプレックス魔人」から解放されることとなったのだ。
「コンプレックス魔人」から解放されて思うこと。
人間は一人一人違う。
身長も、肌の色も、性格も、全てが。
どれだけ願っても、私は他の人にはなれない。
同時に、他の人は私になることは出来ない。
だから、私は自分を受け入れる。
悲観的にではなく、ありのままを見つめて。
人生は途方もなく長いのだ。その間に、自分を少しずつ好きになっていけたらいい。
…あ、でも、もうちょっと痩せたいかなぁ…
そうビールを飲みながら思う。夏の始まり。